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「スマート農業」なんて勉強しなくていい。「親父からの電話」と「スマホのリモコン化」が教えてくれた、導入の本当の価値

更新日:9 時間前

「スマート農業」。 この言葉を聞いて、ワクワクする生産者さんはどれくらいいるでしょうか? 正直なところ、「難しそう」「お金がかかりそう」「メーカーや行政が売りたいだけの言葉じゃないか」と、身構えてしまう人の方が多いのではないでしょうか。


多くのセミナーや研修では、最初に「データ活用の意義」や「センサーの仕組み」といった理論から入ります。しかし、これは自動車教習所で

「エンジンの燃焼の仕組み」

から教えるようなもの。そんな小難しい話をされたら、誰だって運転席に座るのが嫌になります。


私たちが提案したいのは、理論や勉強は一旦忘れて、もっと単純で、もっと個人的な動機から始めることです。 実は、スマート農業の入り口は「スマホという最強のリモコンを手に入れる」こと、ただそれだけでいいのです。




  1. 「勉強」より「快感」。若手に響くのはどっち?


各地の農業試験場の方々と話していると、非常に面白いフィードバックを頂きます。

「若い就農者や後継ぎに一番響くのは、『データ分析で収量アップ』という話じゃないんです。『スマホで家からハウスを操作できる』という点なんです。」

これこそが、偽らざる本音であり、最強の入り口です。


  • 寒い朝、布団の中からハウスの温度を確認できる。

  • 飲み会の最中に、急な雷雨が来ても手元で窓を閉められる。

  • デート中に「ちょっとハウス見てくる」と言わなくて済む。


この「圧倒的な便利さ」と、自分のスマホで巨大な農業施設を操る「万能感」。 特にスマホネイティブである若い世代にとって、これは単なる機能ではなく、「農業という仕事が、現代的なライフスタイルにアップデートされる瞬間」として、強烈に魅力的に映るのです。


「かっこいい」「楽ができる」。 最初の動機は、そんな不純(?)なもので十分です。



  1. 「おい、ハウスの温度が下がってるぞ!」


そしてもう一つ、スマート農業には「楽をする」以上に重要な価値があります。それは、「人間なら誰でもやってしまうミスをカバーする」という点です。

先日開催された展示会で、ある若手農家さんから頂いた言葉に、私たちはハッとさせられました。 彼がブースに来て伝えてくれたのは、生産性向上の話ではなく、こんな切実なエピソードでした。


ある冬の日、彼はうっかりハウスの戸締まりを忘れたまま外出してしまいました。 夜になれば外気温は氷点下近くまで下がります。もしそのまま放置すれば、ハウス内の作物は冷害を受け、ひと晩で全滅してしまいます。数百万円の売上が一瞬で消える、農家にとって最も恐ろしいミスです。


彼自身はそのことに気づかず、外出先で過ごしていました。 そんな時、彼のスマートフォンが鳴りました。電話の相手は、一緒に農業を営んでいるお父様でした。

「おい、ハウスの温度が急激に下がってるけど、どうなってるんだ!?」

お父様もまた、自宅のコタツでスマホからハウスのデータを見ていたのです。 「この時間にこの温度の下がり方はおかしい」といち早く察知し、すぐに息子さんに連絡を入れたのでした。


彼は慌てて現場に急行し、なんとか戸締まりをして事なきを得ました。しかも、なんと「こうしたことが二度もあった」そうです。

「あの電話がなかったらと思うとゾッとします。本当に助かりました」 そう言って頭を下げられた時、私たちは確信しました。スマート農業機器は、単なる管理ツールではなく、経営を守る「お守り」なのだと。


  1. 世代をつなぐ「共通言語」として


このエピソードの素晴らしい点は、「ベテランの親」と「若手の息子」が、スマホの画面を通して連携プレーができたことです。


農業現場ではよく、「親父の勘」と「息子のデータ論」が対立することがあります。 しかしこの事例では、お父様の「長年の経験からくる温度への敏感さ」と、息子さんが導入した「スマホで見られる仕組み」が見事に噛み合いました。


「スマート農業なんて俺には関係ない」と言うベテラン世代も、「これがあれば孫と遊んでいても異常がわかるよ」「家にいてもハウスの様子が見えるよ」と伝えれば、喜んで使ってくれるものです。



  1. 「リモコン」がいつのまにか「分析」に変わる


面白いのはここからです。 最初は「便利なリモコン」や「お守り」として導入した人が、しばらくすると必ずこう言い出します。

「昨日の夜、なんでこんなに温度が下がったんだろう?」 「スマホで見ると、この時間帯だけ湿度が変な動きをしてるな」

スマホで常にハウスの状態が見えるようになると、意識せずともデータを見る習慣がつきます。 「便利だから見る」を繰り返すうちに、自然と「なぜ?」が生まれ、そこで初めて「過去のデータを見てみよう」「設定を変えてみよう」という本当の意味での「スマート農業(データ活用)」が始まるのです。


これを「教育」と呼ぶ必要すらありません。スマホゲームにハマるのと同じで、「面白いから触る」うちに勝手に詳しくなっていくのです。



  1. まずは「安心」と「楽」を買おう


もし、導入を迷っている方がいたら、私たちはこう伝えます。 難しい勉強なんてしなくていいです。まずは、


  • スマホひとつでハウスを操る「快感」

  • 枕元にスマホを置いて安心して眠れる「安心感」


この2つを手に入れるために始めてみませんか? 人間はミスをします。でも、テクノロジーはミスをしません。あなたと、あなたの大切な作物を守る「命綱」として。 供給側の理屈ではない、あなた自身のための「スマートな農業」がそこにはあるはずです。



この記事を書いた人・会社

GREEN OFFSHORE(グリーンオフショア)


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