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新規就農で生計を立てやすい作目は何か
「自然の中で働きたい」「自分の作物を育てて暮らしたい」「食を支える仕事に関わりたい」 こうした思いから、新規就農を目指す人は少なくありません。 農業には、他の仕事にはない魅力があります。自分の手で作物を育て、地域に根ざし、自然と向き合いながら働くことには、大きなやりがいがあります。 しかし、農業を仕事として続ける場合、避けて通れない現実があります。 それは、「農業だけで生計を立てることは簡単ではない」ということです。 就農相談の現場では、「思ったより収入が伸びない」「貯金が減っていく」「生活費まで回らない」といった悩みが出てきます。これは本人の努力不足だけで片づけられる話ではありません。 農業は、自然相手の仕事であると同時に、資金、販路、設備、労働力、価格変動を管理する経営です。 今回は、全国農業会議所の「新規就農者の就農実態に関する調査結果」をもとに、作目ごとの生計成立率と、生計が成り立つまでの期間について整理します。 1. 農業だけで生計が成り立つかは、作目によって大きく変わる 新規就農を考えるとき、多くの人はまず「何を作りたいか」から考えま
ishikawa030
2 日前読了時間: 9分


田舎なら安く住めるとは限らない、就農時の住宅事情
新規就農を考えるとき、多くの人がまず意識するのは、栽培技術、農地、機械、施設、資金調達といった農業そのものに関わる準備です。 しかし、実際に農業を始めるうえで、意外と大きな課題になるのが「住まい」です。 農業は、農地だけあれば始められるわけではありません。その地域で生活し、毎日農地に通い、地域との関係を築きながら経営を続けていく必要があります。 そのためには、生活の拠点となる住宅を確保しなければなりません。 「田舎なら空き家が多いから、安く住めるのではないか」「家賃は都市部よりかなり抑えられるはず」「場合によっては、ほとんど無料に近い条件で住めるのではないか」 そう考える人もいるかもしれません。 しかし、実際のデータを見ると、新規就農者の住居費は決して無視できるものではありません。特に、実家や持ち家がない状態で就農する場合、家賃は毎月発生する固定費として、就農初期の資金繰りに大きく影響します。 今回は、全国農業会議所が公表した「新規就農者の就農実態に関する調査結果」をもとに、新規就農時の住宅事情と、住居コストの現実を整理します。 1....
ishikawa030
5月22日読了時間: 8分


令和5年 新規就農者の構造分析:参入が増えない本当の理由
令和5年の新規就農者の内訳を見ると、新規自営農業就農者が30,330人と最も多く、新規雇用就農者が9,300人、新規参入者は3,830人にとどまる。この時点で、農業は依然として家業継承型を中心とした構造で成り立っていることが分かる。 しかし重要なのは、その内訳である。自営就農では65歳以上が15,870人と突出しており、60〜64歳も4,650人に達している。これは若年層の流入ではなく、高齢層によって数が支えられている構造である。一方で雇用就農は20〜40代が中心であり、労働市場に近い形で若年層の受け皿として機能している。 ■新規参入の実態と年齢構造 新規参入者に着目すると、30〜39歳が1,040人、40〜49歳が1,070人と、中年層が中心である。若年層が直接農業に参入しているわけではなく、他業種からの転職として参入している構造が明確に現れている。 また49歳以下の人数を見ると、自営が6,420人、雇用が6,880人とほぼ同水準である。これは若年層の流入経路が自営から雇用へと移行していることを示している。農業は最初から自営として入るのではなく
ishikawa030
4月3日読了時間: 2分


新規参入就農者3,830人、30~40代が中心~若年層の流入は限定的~
■外部から農業に入る「新規参入就農者」 令和5年の新規参入就農者は3,830人だった。新規参入就農者とは、農家出身ではない人などが外部から農業に入るケースを指す。いわゆる「ゼロから農業を始める層」であり、担い手確保の中でも特に注目される存在である。 ■中心は30代・40代 年齢階級別にみると、最も多いのは40~49歳の1,070人、次いで30~39歳の1,040人となっている。さらに50~59歳も590人と一定数存在しており、 30代から40代を中心とした現役世代中盤が主力 となっている。 20~29歳は480人にとどまり、若年層よりも社会経験を積んだ世代の参入が多い構造である。 ■若年層は極めて少ない 特に目立つのは、若い世代の少なさである。15~19歳はわずか10人であり、ほぼ存在しないに等しい水準となっている。 20代も一定数はいるものの、30代・40代と比較すると明らかに少なく、 新規参入という形で農業に入る場合、若年層のハードルが高い ことが示唆される。 ■高齢層も一定数参入 一方で、60~64歳は210人、65歳以上は430人と、高齢
ishikawa030
4月1日読了時間: 3分


「生計が立たない」が6割以上? 稼げる作目と厳しい現実の分かれ道
「自然の中で自分らしく働きたい」「食を支える仕事がしたい」。 そんな想いで農業の世界に飛び込む人は少なくありません。しかし、就農相談の現場でよく耳にするのは、「実際に始めてみたら、思った以上に稼げない」「貯金が底をつきそうだ」という切実な声です。 農業は自然相手の素晴らしい仕事である一方、シビアな「経営」でもあります。 今回は、全国農業会議所が公表した最新の「新規就農者の就農実態に関する調査結果」をもとに、先輩就農者たちが直面した 「生計が成り立つまでの年数」 と 「作目ごとの厳しさ」 をランキング形式で確認していきます。 これから就農を考える方が、理想と現実のギャップに苦しまないよう、まずはデータから見える「リスクの所在」を押さえておきましょう。 【現実①】「生計が成り立っている」のは半数以下? 作目による残酷な格差 まず直視すべきは、「農業だけで食べていくことの難しさ」です。 調査によると、就農後に農業所得だけで生計が成り立っている人の割合は、作目(育てる作物)によって大きな開きがあります。 以下の図は、主な作目別に「生計が成り立っている割合
ishikawa030
1月23日読了時間: 4分


「スマート農業」なんて勉強しなくていい。「親父からの電話」と「スマホのリモコン化」が教えてくれた、導入の本当の価値
「スマート農業」。 この言葉を聞いて、ワクワクする生産者さんはどれくらいいるでしょうか? 正直なところ、「難しそう」「お金がかかりそう」「メーカーや行政が売りたいだけの言葉じゃないか」と、身構えてしまう人の方が多いのではないでしょうか。 多くのセミナーや研修では、最初に「データ活用の意義」や「センサーの仕組み」といった理論から入ります。しかし、これは自動車教習所で 「エンジンの燃焼の仕組み」 から教えるようなもの。そんな小難しい話をされたら、誰だって運転席に座るのが嫌になります。 私たちが提案したいのは、理論や勉強は一旦忘れて、もっと単純で、もっと個人的な動機から始めることです。 実は、スマート農業の入り口は「スマホという最強のリモコンを手に入れる」こと、ただそれだけでいいのです。 「勉強」より「快感」。若手に響くのはどっち? 各地の農業試験場の方々と話していると、非常に面白いフィードバックを頂きます。 「若い就農者や後継ぎに一番響くのは、『データ分析で収量アップ』という話じゃないんです。『 スマホで家からハウスを操作できる 』という点なんです。

GREEN OFFSHORE info チーム
1月22日読了時間: 5分


(ある程度)DIY可能な灌水ハードウェアの試作
趣味の家庭菜園からプロの農家まで!水やりというルーティンワークを「とてつもない簡単さ」で自動化するGO SWITCHの開発秘話。中古ハード活用やDIY的なアプローチで、低コスト・高機能を実現した灌水・側窓開閉システムの全貌。
Mitsuyoshi Oki
2023年8月25日読了時間: 2分
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