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「制度を知らなかった」が3割超え? 親元就農者が陥る資金調達の落とし穴
実家が農家である「親元就農」は、土地や機械、技術がある程度揃っているため、ゼロから始める新規参入者に比べて有利だと思われがちです。しかし、最新の公的調査からは、親元就農者ならではの「油断」や「情報収集の甘さ」が、経営スタート時の大きなリスクになっている現状が浮かび上がってきました。 今回は、令和6年に公表された「新規就農者の就農実態に関する調査結果」をもとに、多くの農業者が直面している資金面での課題と、そこから見える対策について解説します。 「制度を知らなかった」という致命的なリスク 就農にあたって最も大きなハードルの一つが「資金」です。国は次世代の農業者を支えるために、「就農準備資金」や「経営開始資金」といった給付金制度(旧:農業次世代人材投資資金など)を設けています。これらは年間最大150万円が支給されるなど、経営が不安定な初期段階において非常に大きな支えとなります。 しかし、データを見ると衝撃的な事実が明らかになりました。親元就農者でこれらの資金を「受給しなかった」人のうち、なんと 34.5%が「就農準備資金・経営開始資金を知らなかった」と
ishikawa030
1月14日読了時間: 3分


「青年等就農資金」はなぜ必須なのか?データで見る就農直後の資金繰りと生存戦略
「農業を始めたい」と考えたとき、多くの人がまず思い描くのは、青空の下で汗を流す姿や、自分で育てた作物を収穫する喜びでしょう。しかし、いざ就農計画を立て始めると、避けて通れない大きな壁にぶつかります。それは「資金」の問題です。 今回は、全国農業会議所の実態調査データをもとに、先輩農家たちが直面した「就農1年目の懐事情」と、それをどう乗り越えているのかという「資金調達の現実」を紐解いていきます。厳しい数字も出てきますが、しっかりと現実を知り、準備を整えましょう。 ■就農1年目、自己資金だけで足りるのか? まず、就農初年度にどれくらいのお金がかかるのかを見てみましょう。 調査結果によると、新規参入者(自営)が1年目に要した費用の平均は、生活費を含めずに 約900万円 にも上ります 。その内訳の多くを機械や施設の取得費が占めています。 一方で、就農前に用意できた営農用の自己資金は平均で300万円弱。つまり、単純計算でも 「約600万円のマイナス」からのスタートとなるケースが一般的です。 さらに、作物が収穫できて現金収入が入るまでにはタイムラグがあります。
ishikawa030
1月7日読了時間: 4分


農業経営は初期投資が9割?データで読み解く「資金の壁」と失敗しない調達術
「自然の中で自分らしく働きたい」。そんな想いで新規就農を目指す方は増えていますが、いざ事業計画を立て始めると、多くの人が現実的な「数字」の壁に直面します。 特に大きな課題となるのが「初期投資」です。公的な実態調査によると、新規参入(自営)の就農1年目にかかる費用は平均で約896万円。それに対し、用意できている自己資金は平均278万円にとどまります。単純計算でも、スタート時点で約619万円の資金不足が発生しているのが現実です。 「足りない分はどう工面すればいいのか?」「みんなどこから借りているのか?」。今回は最新の調査データをもとに、先輩農業者たちが直面した資金のリアルと、その乗り越え方を紐解いていきます。 ■作目によってこれだけ違う。「借入率」から見る経営リスク 農業と一口に言っても、選ぶ「作目(作物)」によって経営のスタイルやリスクは大きく異なります。まずは、就農時に資金の借り入れを行った人の割合を、作目ごとに可視化したグラフを見てみましょう。 設備産業としての農業の現実 この可視化データから読み取れるのは、 「施設や設備への依存度」がそのまま
ishikawa030
2025年12月31日読了時間: 4分


「田舎なら家賃1万円」はわずか5%だけ。データが突きつける新規就農の“住居コスト”の真実
「農業を始めたい」と考えたとき、真っ先に思い浮かぶのは栽培技術の習得や農地の確保、そして機械や設備への投資ではないでしょうか。しかし、実際に就農した先輩たちが直面した意外な「壁」の一つに、「住居の確保」があります。 「田舎に行けば空き家がたくさんあって、タダ同然で住めるのでは?」 そんなイメージを持っていると、就農後の資金計画にズレが生じ、経営を圧迫するリスクがあります。今回は、令和6年に公表された「新規就農者の就農実態に関する調査結果」をもとに、就農時の住宅事情と家賃の現実を紐解きます。 ■30代・40代は「借りる」が主流、実家頼みは20代まで まず、就農時にどのような住宅を選んでいるのか、年齢別の傾向を見てみましょう。 データを見ると、 29歳以下の若手層では34.0% が「実家」に住んで就農しており、地元の基盤を活かしてスタートしている様子がうかがえます。しかし、30代以降になると状況は変わります。 30代〜39歳では27.4%、40代〜49歳では26.9% の人が「一戸建て住宅を借りた」と回答しており、これが最も多い選択肢となっています。
ishikawa030
2025年12月24日読了時間: 3分


農業経営は「家選び」から始まる。調査結果が示す家賃相場と住宅確保のリアル
「自然豊かな場所で農業を始めたい」。そんな夢を描くとき、私たちはつい「どの作物を育てるか」「どんな農地を借りるか」といった生産面の計画に熱中しがちです。しかし、安定した農業経営を続けるためには、生産活動と同じくらい、あるいはそれ以上に「自分自身がどこに住み、いくら生活費がかかるか」という足元の計画が重要になります。 今回は、全国農業会議所が公表した「新規就農者の就農実態に関する調査結果(令和6年)」をもとに、新規就農者が実際にどのような住居を選び、どれくらいの家賃を負担しているのか、そのリアルな数字を紐解いていきます。 ■「田舎は家賃がタダ同然」は本当か? 地方移住や就農にあたって、「田舎に行けば家賃は数千円で済むだろう」という楽観的な予測を立てていないでしょうか。今回のデータは、そんなイメージに対して少し冷静な視点を与えてくれます。 新規参入者(自営)の就農時の家賃(月額)を見ると、最も多いのは「3万円〜5万円未満」の層で、全体の 35.8%を占めています。次いで多いのが「5万円〜10万円未満」で33.6% です。つまり、全体の約7割の人が、月
ishikawa030
2025年12月19日読了時間: 3分


【異業種参入の落とし穴】なぜ「製造業のロジック」は農業で通用しないのか?成功企業が乗り越えた10の壁【徹底解説】
異業種からの農業参入が失敗する理由とは?「在庫がきかない」「職人依存」「地域コミュニティ」など、製造業の常識が通用しない10の壁を事例付きで徹底解説。失敗事例から学び、テクノロジーで課題を突破する方法を紹介します。

GREEN OFFSHORE info チーム
2025年12月11日読了時間: 6分


新規就農×親元就農:実家の農業を「継いだ理由」トップ4をデータで読み解く
「親が高齢で後継ぎがいない」が6割弱という現実 実家の農業を「継いだ理由」をデータで読み解いてみましょう。 実家を継いだ理由で最も多かったのが、 「親が高齢で、ほかに継ぐ人がいない」──58.2%。 この項目だけが突出しており、前向きなキャリア選択というより、 “自分が継がなければ終わる”という状況での承継が中心 になっているのが実態です。 調査では、親元就農者が複数回答で選んだ理由のうち、次の4項目が特に高い割合を占めています。 親が高齢で後継ぎがいない:58.2% 継承する選択肢があった:34.5% 経営が順調だった:11.3% 担い手不足で依頼された:3.6% ここから、それぞれの理由の背景を見ていきます。 1位:親が高齢で後継ぎがいない(58.2%) この理由が圧倒的に多いことは、親元就農の構造を象徴しています。 親が高齢で経営の継続が難しい 兄弟姉妹が地元にいない 農地を放置できない 家業として途切れさせたくない こうした状況が積み重なり、 本人の意思よりも“家族の事情”が優先される継承 が多くなっています。 2位:継承する選択肢があっ
ishikawa030
2025年12月10日読了時間: 2分


新規就農でイチジク栽培はアリ?噂の「手軽さ」と成功への道を深掘り考察
新規就農者が注目するイチジク栽培の「手軽さ」を検証します。植え付け2年目からの収穫が可能で、単位面積当たりの所得が高く(時給換算1,341円/10aのデータあり)軽作業が多い点が魅力です。一方で、イチジクは雨に非常に弱く、雨よけ施設(低コストで1年程度で投資回収できる事例も)や精密な水分管理が安定生産の鍵となります。GO SWITCHやあぐりログなどのスマート農業技術(IoT活用)は、経験の浅い生産者がデータに基づいた適切な水管理を実現し、収量増を目指す成功への道筋を強力にサポートします。

GREEN OFFSHORE info チーム
2025年11月25日読了時間: 14分
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