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【事例紹介】アナログタイマーの限界を突破!既存設備と配管を活かしきる「安心の少量多潅水」導入事例

施設園芸において、果菜類や高収益作物の品質・収量を飛躍的に高める技術として定着しつつある「少量多潅水(少量多頻度かん水)」。1回あたりの給液量を極限まで絞り、日に何度も細かく与えることで、根域の酸素不足や乾燥・過湿ストレスを防ぐ画期的な管理手法です。


しかし、多くの現場で長年活躍してきたアナログタイマー(スナオタイマーなど)では、この理想の潅水を実現するうえで、いくつかの大きな物理的ハードルが存在していました。


スナオタイマーが抱えていた「45分の壁」


従来のアナログタイマーは構造上、一度かん水を行うと次回のかん水までに最低でも45分程度のインターバル(休止時間)を空ける必要がありました。そのため、隔離培地など保水力の低い環境であっても、「1回あたりを長めに流し、回数を少なくする」という大まかな計画を立てざるを得ませんでした。これが、太陽光に応じて細かく給液したい場面で大きなブレーキとなっていたのです。


既存の「信頼できるバルブ」を捨てないという選択


通常、新しい環境制御システムや潅水コントローラーを導入しようとすると、メーカー指定の専用電磁バルブや配管の「総取り替え」を求められることが少なくありません。しかし、現場でこれまでトラブルなく動いてきた既存のバルブは、農家さんにとって「実績のある信頼できる相棒」です。


今回、私たちは既存のスナオタイマー制御盤を撤去せず、後付けで「GO SWITCH」を組み込む改修を行いました。既存の制御盤を利用することで、操作盤から先にある電磁バルブや配管一式には一切手を触れず、そのまま流用する構成にしています。これにより、使い慣れたバルブの信頼性を維持しながら、設備投資コストを大幅に抑えることに成功しました。



配管工事不要!「作の途中」からでも導入できる手軽さ


操作盤以下の配管を弄らない最大のメリットは、「大掛かりな水回り工事が不要」であることです。 今回は初めての事例だったため念を入れて作付け前に工事を行いましたが、本構成であれば配管の切断や水止めといった大掛かりな作業が発生しません。基本的には制御盤内の電気配線を繋ぎ替えるだけ(半日程度の作業)で完了するため、「栽培(作)が始まっている途中からでも、水を止めるリスクなく導入が可能」という大きなメリットが生まれました。「今の作からすぐに改善したい」という農家さんの熱意に、すぐに応えることができます。



物理スイッチひとつで解決!「元に戻せる」圧倒的な安心感


さらに今回の構築で最もこだわったのが、制御盤内に配置した「物理的な切り替えスイッチ」です。 新しいシステムを導入する際、「万が一トラブルが起きて水が出なくなったらどうしよう」という不安は必ず付きまといます。今回の構成では、スイッチをパチンと倒すだけで、いつでも一瞬で元のスナオタイマー運用へ戻せるように設計しました。

スナオタイマー側のダイヤル設定もそのまま残っているため、万が一の通信トラブルや機器不具合の際も、現場で迷うことなく従来の管理へ完全復帰できます。この「安全網」があるからこそ、農家さんは安心して最新の制御へステップアップできました。



日射比例×最短10分間隔が生み出す、理想的な根圏環境


GO SWITCHによる運用へ切り替えてからは、かん水の精度が劇的に向上しました。毎朝、根が活動を開始する夜明けのタイミングで確実に1回目のプレかん水を実施。その後は太陽の光(日射量)にリアルタイムで連動し、日中の光が強い時間帯には日射比例が効き始め、最短10分間隔での短時間かん水を行っています。


晴れて太陽がガンガン照る日は超高頻度に給液して蒸散に先回りし、雨や曇りの日は自動で給液ピッチが伸びて無駄な水やりをスキップします。これにより、根腐れリスクを排除しながら、常に根がベストな水分と酸素を吸収できる理想的な環境を作り出すことに成功しました。





既存設備を活かすからこそ、現場は前に進める


スマート農業の導入は、必ずしも既存の設備をすべて捨て去る必要はありません。長年現場を支えてきた配管やタイマーの「壊れにくさ」「安心感」をバックアップとして残しつつ、頭脳であるGO SWITCHを後付け(アタッチメント)する。「万が一の時は元に戻せる」という担保と、「作の途中でも工事できる」手軽さこそが、農家さんが新しい栽培技術に挑戦するための最大の後押しになるはずです。

「GO SWITCH」は、農業向けに特化した自動化サービスです。私たちのサービスを利用することで、効率的な農業管理が可能になります。今すぐ資料請求をして、あなたの農業を次のステージへ進めましょう!サービスページをご覧いただき、詳細をご確認ください。

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