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農業経営は「家選び」から始まる。調査結果が示す家賃相場と住宅確保のリアル
「自然豊かな場所で農業を始めたい」。そんな夢を描くとき、私たちはつい「どの作物を育てるか」「どんな農地を借りるか」といった生産面の計画に熱中しがちです。しかし、安定した農業経営を続けるためには、生産活動と同じくらい、あるいはそれ以上に「自分自身がどこに住み、いくら生活費がかかるか」という足元の計画が重要になります。 今回は、全国農業会議所が公表した「新規就農者の就農実態に関する調査結果(令和6年)」をもとに、新規就農者が実際にどのような住居を選び、どれくらいの家賃を負担しているのか、そのリアルな数字を紐解いていきます。 ■「田舎は家賃がタダ同然」は本当か? 地方移住や就農にあたって、「田舎に行けば家賃は数千円で済むだろう」という楽観的な予測を立てていないでしょうか。今回のデータは、そんなイメージに対して少し冷静な視点を与えてくれます。 新規参入者(自営)の就農時の家賃(月額)を見ると、最も多いのは「3万円〜5万円未満」の層で、全体の 35.8%を占めています。次いで多いのが「5万円〜10万円未満」で33.6% です。つまり、全体の約7割の人が、月
ishikawa030
2025年12月19日読了時間: 3分


「就農1年目は大赤字」が現実?20代・30代が頼る『青年等就農資金』のリスクと活用法
「いつかは自然の中で、自分らしい農業を」 そんな憧れを抱いて就農計画を立て始めたとき、多くの人が最初に直面する壁があります。それが「お金」の問題です。 農業は、土地、機械、施設、肥料、種苗と、何をするにも初期投資がかかる産業です。しかし、実際にどれくらいの人が、どこから資金を調達しているのでしょうか? 本記事では、全国農業会議所が公表した最新の「新規就農者の就農実態に関する調査結果(令和6年度)」のデータをもとに、現場のリアルな「懐事情」を紐解いていきます。そこには、補助金や制度資金に支えられている安心感の裏で、経営者が直視すべきシビアな現実がありました。 ■借り入れをしているのは全体の約55% まず、これから農業を始める人が最も気になる「借金」の実態について見ていきましょう。 調査によると、就農時に資金の借り入れを行っているのは全体の 54.6% 。およそ2人に1人が、借金を背負ってのスタートとなっています。 「半分は自己資金でなんとかなっているのか」と思うかもしれませんが、ここには年齢による大きな差があります。 29歳以下では 60.3%..
ishikawa030
2025年12月17日読了時間: 4分


新規就農者は何に一番困っているのか?経営面・生活面の課題と今後の打ち手 2025
「新規就農者は、実際のところどんな点で一番困っているのか?」これは、新規就農を目指す人が本気で動き出す前に、必ず知っておくべき疑問です。 この記事では、全国農業会議所の『新規就農者の就農実態に関する調査(令和6年度)』のデータを使って、新規就農者が「経営面・生活面でどんな課題を抱えているのか」、そしてそこからどんな展望を持てるのかを、数字をベースに整理します。 1. 経営面の最大の課題は「資材費高騰」と「所得の低さ」 経営面の問題・課題を見ると、新規参入者・親元就農者ともに、トップは 「資材費等の高騰」 です。新規参入者で約6割、親元就農者では7割近くが挙げており、肥料・農薬・燃料・梱包資材など、ほぼすべてのコスト上昇が直撃していることがわかります。 2位は 「所得が少ない」 。こちらも両者ともに5割強と、かなり高い水準です。端的に言えば、 売上はそう簡単には増えない 一方で資材費がじわじわではなくドカンと上がっている という板挟みの構図です。 3位には 「自然災害」 が入り、新規参入者で4割、親元就農者で5割弱。台風・豪雨・高温・遅霜など、どの
ishikawa030
2025年11月26日読了時間: 6分
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