【活動報告】小笠原諸島(父島・母島)へ!スマート農業機器「GO SWITCH」「あぐりログ」設置レポート
- GREEN OFFSHORE info チーム

- 2 日前
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はじめに:東京から南へ1,000kmの離島へ
1月7日から1月11日にかけて、東京都の小笠原諸島(父島・母島)へ出張してまいりました。 今回のミッションは、弊社の環境制御システム「GO SWITCH」と、連携する環境計測機器「あぐりログ」を現地の農業施設に設置し、離島におけるスマート農業の実証を開始することです。
美しい自然に囲まれた小笠原での設置作業の様子と、現地の課題や期待についてレポートします。

1. 母島:環境データと「味」の関係を探る
まずは1月9日、母島にある「母島営農研修所」のハウスへ向かいました。
こちらには環境計測機器である「あぐりログ」を設置しました。この機器を使うことで、ハウス内の「温度・湿度・CO2濃度・日射量」などのデータをリアルタイムで把握できるようになります。
■ 設置の目的 現地の担当者様からは、「トマトやパッションフルーツなどの栽培において、ハウス内の環境データと味にどのような相関関係があるのか把握したい」という強い要望をいただいています 。 今後は継続的にデータを収集し、小笠原の特産品がより美味しく育つ環境条件の「見える化」に挑戦していきます。
また、機器が非常にコンパクトで設置が簡易であることを目の前で説明することで実感して頂きました。今後はハウスだけでなく、露地栽培の団地などでも通信環境の確認を含めた巡回測定を行っていく予定です。

2. 父島:特有の土壌課題と自動化への挑戦
翌1月10日は、父島にある「小笠原亜熱帯農業センター」を訪問しました。こちらには計測機器に加え、弊社の主力製品である自動制御システム「GO SWITCH」も設置しました。
■ 小笠原特有の「土」への挑戦 今回の父島での設置では、母島では導入しなかった「土壌水分センサー」も試験的に導入しています。 実は、小笠原の土壌には「水分を含むと膨らみ、乾くと縮んでひび割れる」という特殊な性質があります。この動きによってセンサーがエラーを起こす可能性があるため、まずは試験的な設置として耐久性や精度を検証することになりました。
■ 「兼業農家」の助け舟に GO SWITCHについては、今後水道への接続工事を行い、動作が安定した段階で、センター主催の「お披露目会」を開催する予定です。 センター内を一種の「ショールーム」として、現地の農家さんに実際に見て・触れてもらう機会を作っていきます。
特に小笠原では、農業以外にも仕事を持っている方が多くいらっしゃいます 。スマホで遠隔管理ができるGO SWITCHは、こうした「兼業農家」の方々の省力化に大きく貢献できると期待しています。

まとめ:離島だからこそ、テクノロジーの恩恵を
今回の出張を通じて、離島ならではの栽培環境の難しさや、物流・コストの課題(機器導入コストの壁など)も改めて実感しました 。 しかし、離れている場所だからこそ、遠隔監視や自動制御といったテクノロジーが発揮できる価値は計り知れません。
今後も現地の農業協同組合や東京都の機関と連携しながら、補助金の活用なども視野に入れ 、小笠原の農業をスマート化で支援してまいります。
