GREEN OFFSHORE(グリーンオフショア)が浜松市新産業創出事業において進めている灌水システム。
実証実験として、浜松市浜名区都田町にある「連理農園」様にシステムを導入していただきました。

「連理農園」は、屋外で果樹や野菜を育てているのとは別に、農業用ハウス内でさまざまな野菜を育成されています
今回、GREEN OFFSHOREのシステムを実験的に導入してくださった理由を尋ねると、
「多品目を少量ずつ栽培している現状、人の手でそれぞれに水やりを行っています。それがスマホから自動化できればありがたい」とのこと。
まず、リモートスイッチをハウス内に設置します

ハウス内の柱などに、リモートスイッチを固定。できるだけ周囲に金属がない状況にすると、データ通信が阻害されにくくなります。
次に灌水バルブを、水やりしたい箇所に設置

こちらが灌水バルブ。スイッチをオンオフすることで、バルブ内が開閉します。

今回は、ズッキーニの袋栽培で実証実験を行うことに。
灌水チューブにつながる水栓部分に、青い灌水バルブを設置していただきました。
リモートスイッチ+灌水バルブの設置、さらに専用のWEBアプリをスマホから利用すれば、遠隔地から灌水スイッチのON/OFFを行うことができます。
リモートスイッチ1台に対して、灌水バルブ4つまで管理可能。
実際にリモート灌水スイッチを利用してみます

スマホでWEBアプリから、灌水バルブのスイッチをオンすると。
灌水バルブが開き、チューブに水が行き渡り始めました。
こちらは点滴型の灌水チューブのため、ポタポタと雫がしたたっています。
これでリモートスイッチと灌水バルブの取り付けは完了です。実際に、「連理農園」様にリモート灌水システムを使っていただき、使用感、課題、改善点などを伺っていきたいと思います。