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農家のPRについて考える


高齢化や後継者不足、食料自給率が4割未満などの課題が聞こえる日本の農業ですが。


数年前、とある展示会で耳にした「農家さんに聞きました。今、足りないものはなんですか?」の回答の第1位は「PR(ピーアール)」でした。※おそらく、展示会出展業者の商品を使っている方へのアンケート結果です。


PRとは、パブリックリレーションズの略(プロモーションじゃないことにびっくりしました。誤解!)。宣伝という意味ではなく、自分たちと、自分たちを取り巻く周囲の人々とのより良い関係を築くこと。


農家の皆さんが、どういう意味合いで回答されたかまではわかりませんが、「自分という存在と周囲の人との関係性を深める」「自分を知ってもらう」という意味が含まれているのであれば、それは正解です。


自分がどうやってこの作物を作っているのか、それをまずは知ってほしいということ。


ブランディングの目的は「販路の確保」



どうしても「おいしく作る」「コストをかけずに上手に育てる」などの現場仕事に視線がいきがちですが。農家さんに限らず、何かを作る人が考えるべきことは「どこで売るか」「誰に売るか」「どうやって売るか」なのだと思います。


直売所を回って商品を置いてもらう、チラシを配る、SNSを通して情報発信する、通販するなど販路確保の方法はいろいろありそうですが、大切になるのがブランディング。


ブランディングする醍醐味は、付加価値をつけて高価格で取引してもらえるということ。商品の利益率が上がり、多産多売で身を削るよりも無理せず暮らしを支えることができます。


ある分野で唯一無二の存在になると、それだけで競合と差別化できたり、指名買いされる可能性が高まるでしょう。価格競争に巻き込まれない、利益が出やすいなどのメリットがあるのはもちろん、「収入の見通しが立つ」ことで後継者を得やすくなるかもしれません。


自分だけのストーリーを作り出す



ブランディングのためには、自分だけのストーリーを作り出す必要があります。


難しい課題ですが、農家さんの場合は「地域性」という個性がすでにあるのがポイントです。産地としての個性、この気候だからおいしく育つなどのエリア特性は最大限に活用したいところ。


さらに品質の安全性、おいしい風味とそれを実現する姿勢、「うちでしか味わえない」レア感、そしてパッケージのデザインも大きな魅力になるはず。


というか、デザイン、大事です!



ただ、忘れてはならないのが「消費者にとってのメリットをPRする」ということ。以前、「食べチョク」創業者のインタビュー記事を読んでいたところ、こんなコメントがありました。以下、引用になります。


「多くの生産者さんは「手紙を商品と一緒に梱包したら喜ばれる」といったことも最初はわからないところからスタートしますが、消費者さんはいろんな通販サービスを既に使っていて、綺麗な梱包のECに慣れている。ここに大きなギャップが存在しているわけです。」


(DIMENSION NOTE ビビッドガーデン 秋元里奈社長のインタビューより)


生産者さんが消費者目線を手に入れることが、まず大きなハードルのよう。


食べる人たちが何を求め、それに見合った商品を地域でどうつくっていくのか。それをどうブランディングして、どうやって売るのか。


こうして書くと、農家に限らず、どんなジャンルでもやるべきことだとわかりますが。現実はそんなに簡単じゃないですよね…。








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