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衛星データ事業も力を入れ始めています

執筆者の写真: Mitsuyoshi OkiMitsuyoshi Oki

更新日:2023年5月11日

GREEN OFFSHOREを設立する前より、耕作放棄地の検出やビニールハウスの検出、などもテーマの一つとして取り組んで来ています。

その事もあり、弊社の事業内容には「衛星データを用いたサービスの開発、運用、販売」というのも入れる事にしました。


自分自身、元々はIoTサービスを生業としています。 IoTサービスというのはIT界の総合格闘技と言われていますが、実際に衛星データを扱うようになってからは、自分の出来る事の一つとして衛星データ+AIという技術が加わりました。


その衛星データ、試しに最新のAIエンジン(YOLOX, およびSSD)を用いて、どれぐらい進化しているかを確認するために、今回「転移学習」というものを行ってみました。 詳しい過程は省きますが、人や動物や物体を判別できるAIエンジンにビニールハウスを判断させてみます。



国土地理院の最新写真(https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html#seamlessphoto)を使って、アノテーションを行い、実際の豊橋市のビニールハウスが衛星データから検出できるかという事を試してみました。

上の写真だと右側の中ほどにあるのはビニールハウスっぽいですね。


こういった写真でビニールハウスを学習させて、写真からビニールハウスをAIにて検出してみました。 結果はこちら。

かなりの確度でビニールハウスを検出できるようになってきています。

数年前まではAIエンジンの優劣を競っていましたが、今や最新の写真さえあれば検出は可能です。

AIという技術がメインではなく、「AIを道具」としていかに上手くビジネスに取り込んでいく時代に変わってきた印象を受けています。


耕作放棄地の検出技術に加えて、ビニールハウス検出についても本格サービス化に進めていく予定となっています。ご興味ありましたら info.greenoffshore[at]gmail.com までご連絡ください。


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