top of page
検索
  • GREEN OFFSHORE info チーム

なかなか広まらないオーガニック野菜


2050年までに、日本の有機農業の取組面積を全体の25%まで拡大する。

それはみどりの食料システム戦略の目標の一つです(現状は1%未満)。


しかしみなさん。普段オーガニック野菜を食べていますか?


「スーパーの片隅に並んでるけど、高いし、なんかおいしそうじゃないし」

「農薬を使っていても、安くてみずみずしい野菜があるならそれを買っちゃう」


そんな。

私だってそうですよ。


ん?


家庭菜園で(放置気味に)育てた野菜ならオーガニックだと?

いやいや有機農業の定義は厳格で、近所の畑から農薬がふわっと飛んできただけでもNGです。


日本の有機農業は規模が小さい



有機農業の取組面積は、主に欧州で拡大しています。理由としては、牧草地や果樹園などの比較的管理しやすい農地が多いこと。乾燥した気候が適していること。さまざまな理由が挙げられますが、国家規模でオーガニックが推進されている背景も。


例えばフランスでは、2022年1月から「学校や病院などの公共施設で提供する給食は、食材調達価格の20%までオーガニック食材を使わなくてはならない」という法律が施行されています。


下記資料によれば、イタリア、ドイツ、スペイン、フランスなどは全体の10%前後が有機農場に。

(有機農業をめぐる事情/農林水産省)


ちなみに日本の有機農業取組面積は、なんと2020年の時点で国内全体の0.6%。有機JAS認証を取得している農地と、取得していないけど有機農業を行っている農地を合計した数値です。


めちゃくちゃ少ないです!


なぜでしょう?



なぜ日本で有機野菜がつくられないのか


まずは欧州に比べて農家ごとの農地面積が小さいことが挙げられます。


さらに有機野菜認証のハードルが高い、手続きがめんどくさいというのも理由。


日本の有機農業というと、「化学肥料や農薬を使用しない」「遺伝子組み換えでない」「環境負荷を低減する」などと定義されています。


そして国内で、有機JAS認証を得て販売するには、以下のことを登録認証機関から認証してもらわなくてはなりません。


■周辺から使用禁止資材が飛来し又は流入しないように必要な措置を講じている

■種又は植付け前2年以上化学肥料や化学合成農薬を使用しない

■組換えDNA技術の利用や放射線照射を行わない などなど


(参照:農林水産省の有機農業関連情報)


これを実践するのも大変ですし、手間暇かけて有機野菜を作ってもあまり売れないのが現状です。


大前提として、日本原産の野菜はほとんどなく、あらゆるものが「海外由来の品種を日本で栽培できるように工夫している」のが現状。加えて高温多湿の国内で、農薬を使わず野菜を育てるのは至難の業です。


化学肥料なしで育てると味が安定しない、うまみが足りないという懸念も。



おいしいオーガニック野菜を作ろう! という姿勢


そんな状況の中、大切なのは、消費者が「有機野菜を買おう」という気持ちを持つこと。現状ではオーガニックは高い、おいしくないという考えからあまり売れない→スーパーに並ぶ量が少なく、見栄えしない→買わないから商品が回転しない→並ぶ野菜も品質が落ちていく。そんな負のスパイラルが働いています。


この状況を打破するために、まず国や公共施設が「学校給食にはオーガニック野菜を使う」など、ある程度施作を打つ必要があるかもしれません。


また、化学肥料や農薬を使い続けることで環境に与えるダメージや、これらを使って育てた野菜を摂取し続けることが人体に与える影響も知りたいところ。


「オーガニック野菜、買おう!」


そういう人が増えて初めて、「じゃあ、おいしいオーガニック野菜を作ろう」と考える農家さんが増えるのでは。


さて、そんな世の中に近づくために、私たちができることは?


「高温多湿の日本で、きちんと管理しながら有機野菜を作るなら、おそらく施設園芸が適しているだろう」ということ。


ここで、私たちの出番があるのではと考えています。






閲覧数:14回0件のコメント

Comments


Commenting has been turned off.
bottom of page